省エネを検討
されている方へ

省エネフロー図

省エネフロー図

A 廃熱ボイラ


廃熱ボイラ
  • 各種焼却炉、脱臭炉、加熱炉、ディーゼルエンジンなどから排出される排ガスの熱を熱交換して回収し、蒸気や温水を発生します。
  • 排ガスの性状、容量、温度などの条件に応じ最適構造の設計ができます。
  • 煙管タイプ、水管タイプ、貫流タイプ、真空タイプなど使用条件に適した機種で対応できます。

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B スチームアーキュレータ


スチームアーキュレータ
  • ボイラで発生した余剰蒸気を飽和水の状態で蓄熱する装置です。
  • 負荷変動があっても、ボイラを効率のよい一定条件で稼動できるので経済運転ができます。
  • 昼間の余剰蒸気を蓄熱しておけば夜間はボイラを運転しなくても蒸気が得られてお得です。
  • 負荷変動を嫌う業種では一定圧力で供給が可能となります。

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C 連続ブロー装置


連続ブロー装置
  • 濃縮缶水のブローを連続して行い、しかもボイラ給水と熱交換して熱回収する装置です。
  • ブロー時の騒音が緩和できます。
  • 缶水濃度の極端な変動がなくなり、水質管理もしやすくなります。
  • PH値の高いブロー水も連続して少量排水するので排水処理がしやすくなります。
  • 燃料節約率1~2%(熱回収率は低いが付加価値があります)

D ドレン回収装置


ドレン回収装置
  • 蒸気圧力の飽和温度にほぼ近い高温(100~180℃)のドレンをそのまま直接給水するので、大きな熱回収が図れ新水が著しく削減できます。
  • 高温給水した分だけ(熱回収率分だけ)蒸気発生量を増量することができます。
  • 燃料節約率 10~20%

E エコノマイザ


エコノマイザ
  • ボイラの熱損失のうち最も大きいのが排ガスにより持ち去る熱です。この排ガスの損失熱をボイラ給水と熱交換し、燃料を節約します。
  • 排ガス温度が20℃下がると、ボイラ効率は約1%上昇します。
  • 燃料節約率 3~5%

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F エアヒータ


エアヒータ
  • エコノマイザと同様、ボイラの排ガス損失熱で燃焼用空気を予熱し、燃料を節約します。
  • 排ガス温度を20℃下げると、ボイラ効率は約1%上昇します。
  • 燃料節約率 3~5%

G 圧力差発電


圧力差発電
  • 減圧弁の代わりにその圧力差(余剰圧力)を利用して発電するシステムです。
  • 発電後の背気はプロセス熱源用として蒸気を供給します。 
  • 蒸気量2t/h 0.9MPaから0.3MPaの圧力差で約30kW/hの発電が得られます。
  • 本システムは日本ボイラ・圧力容器工業組合が平成12年度に補助金によって開発、研究されたものです。

H 低O2燃焼


低O2燃焼
  • 燃料は低O2で燃焼させるほど、排気損失が少くなり燃料が節減できます。
  • 高速回転バーナで低O2燃焼と風量微調節機構により省エネに対応します。
  • 実用負荷範囲で油だきでO2=2~4%、ガスだきで1.5~2.5%の制御ができます。
  • O2を1%下げるとボイラ効率は約0.4%向上します。

I 低O2トリミング制御


低O2トリミング制御
  • 排ガス中のO2濃度を検出して、バーナの燃焼量に応じた最適な燃焼空気量に低O2制御する装置です。
  • 常に全負荷にわたって自動的に最適な低O2値が維持できて経済的です。
  • バーナの特性によっては、バーナの改造を必要とする場合があります。

J インバータ制御


インバータ制御
  • 押込ファンのインバータ化を図ります。
  • 電力量の省エネはもちろん、厳密な空燃比を実現できることから、低O2燃焼ができます。
  • 最大燃焼に対する最低燃焼の割合(ターンダウン比)が広くとれるため、ボイラの発停回数が減ると共に一台のボイラで蒸気発生量の範囲が広くとれます(10t/hボイラで最低1t/hまで絞れます)。